Ckd Creative Studio で店内装飾を手がけた「博多豚そば 月や」が、西梅田にオープンしました。
大阪発出店となります。
ご存知の方も多いと思いますが、「月や」の店内には白雪姫のアートがメインで飾られていて、福岡空港店では、両サイドに空港に関する海外のグラフィックが飾られているなど、他のラーメン店とは異なる装いとなっています。
今回クライアントより「西梅田店は大阪初出店となるので福岡にまつわるものを飾りたい」とご依頼がありました。県外から見た「福岡らしいもの」というと山笠や博多織、明太子...それらをモチーフにしたイラストや写真なども考えましたが、どれもベタで、クライアントが思い描いている「月やブランド」のイメージとかけ離れてくる...
色々と思案し、最終的に「めんたいロック」の時代に活躍していたバンドのレコードジャケットをご提案することとしました。「めんたいロック」とは、1970年代〜80年代、福岡の「親不孝通り」を中心に起こったロック・ムーブメントで、「シーナ&ロケッツ」や「The Rockers」などもそれにあたります。「THE ROOSTERS」や「THE MODS」は今でもカルト的な人気があるバンドです。
まずは、レコードジャケットの装飾が著作権の問題がないかを専門機関へ確認。そして、レコードジャケットは、各バンドからグラフィカルなデザインのものをセレクトし、額縁と合わせてご提案しました。
現在、「博多豚そば 月や 西梅田店」の店内には、「めんたいロック」のレコードジャケットの装飾が並び、BGMには、「めんたいロック」のアーティストの音楽が流れています。
先日、来店されたお客様がお連れの女性にレコードジャケットを見ながら説明をされていたそうです。その他にもお客様から月やのスタッフへレコードジャケットについて声をかけられ「めんたいロック」の話に広がったりといったこともあるようです。
お客様とのコミュニケーションが生まれる、店舗づくりに大切な要素だと思っています。
クライアントからも装飾のご提案について、格好良い!と気に入っていただき、お客様との会話が生まれることにも喜んでいただいています。
博多豚そば 月や 西梅田店
大阪府大阪市北区曾根崎新地2-1-17
月や 公式サイト